行事やお祝いの時、昔ながらの「しきたり」を重視する人もまだまだ多いですよね。特に姑世代だと考えも古く、合わせるのに苦労することも……。今回は子どものお宮参りの衣装を巡って姑にモヤっとしたエピソードを、筆者の知人のAさんに聞きました!
画像: ftnews.jp
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子どものお宮参りの祝着、どうする?

Aさんは去年待望の男の子を出産しました。コロナ禍でもお宮参りだけはしてあげたいと思い、両家の実家に声をかけ、近所の神社にお参りに行くことにしたそうです。

お宮参りの時は赤ちゃんに祝着と言われる着物を羽織らせるのが一般的。親が着ていたものをそのまま子どもにも着せる場合も多いですが、Aさん自身は姉妹だったので男の子の祝着がありません。
買おうかどうか迷っていると、姑から連絡がありました。

孫を独占する姑

姑は、「息子の時に使った祝着がうちにまだ置いてあるからぜひ使って!キレイだし、すごく上等な着物なのよ~!高かったんだから!」と興奮気味に言ってきました。
そこまで言うならお借りしようかな……とAさんは考え、夫が赤ちゃんの頃にお宮参りで着た祝着を息子に着せることにしたそうです。

お宮参り当日、宣言どおり姑は祝着を持ってきました。しかし、姑の保管の仕方が悪かったのか、祝着には汚れや傷みが目立ったそうです。
Aさんは内心「え、こんな着物だったの……?」とドン引きでしたが、姑の手前突っ込めず……。

持参した祝着を赤ちゃんに着せて、抱っこも「こういうのは男親の祖母がするものだから」と姑が1人で独占。Aさんの両親はほとんど抱っこできなかったそうです。
もちろん写真も姑が抱っこしたものばかり。せっかくのお宮参りなのに、なんだか微妙な気持ちになってしまったAさんでした。

まさかのイヤミを言われ……

ところが後日、お宮参りの写真を義実家に持っていくと、姑から思わぬ苦言が!

なんと「今回うちが祝着を持って行ったけど、普通は女親の祖父母が用意するものなのよ。まぁAさんのご実家は庶民的だし、そういう風習ってご存知ないのかしらね~」と言ってきたのです!

実家をバカにされ、さすがにイラッとしてしまったAさん。
つい「あーそれはすみません。親戚に老舗の呉服屋がいるので仕立てようかと思ったんですけど、お義母さんがどうしてもって仰ったので!でも結構傷んでましたよねぇ(笑)」と言ってしまったそう。

自慢の祝着にケチをつけられ、姑は顔を真っ赤にしていたそうです。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの

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