世間でも話題になりがちの保育士の待遇。子どもの命を預かるという重要な仕事なのにも関わらず、給与が低いことが問題視されたりもしていますよね。今回はせっかく憧れの保育士になれたのに、就職した保育園が超ブラックだったという体験談を筆者の友人に聞きました!
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見学や面接の時は好印象

採用面接の時、その保育園はすごく印象が良かったんです。
隅々まで清潔で整えられた園内や、フレンドリーで明るい園長の人柄に惹かれ、当時短大生だった未熟な私は「この園なら楽しく働けそう!」と安易に考えていました。だから採用通知を受け取った時はすごく嬉しかったのですが……

いざ就職するとブラックな部分が垣間見えてきて……

実際に働き始めると、少しずつ引っかかる部分が出てきました。
まず、当然のように残業代が出ません。保護者に配るお便りや行事の準備をしていて退勤が遅くなっても、その分の残業手当を申請しようとすると「これって家でもできた作業よね?どうしてわざわざ園に居残ってやってたの?それじゃ残業代狙いだと思われても仕方ないわよ~(笑)」と笑い飛ばされました。

また、魅力に感じたキレイな園内は、実際は保育士たちが休憩時間を削ったり無償で早朝出勤したりして必死で掃除することで成り立っていました。
少しでも汚れていると園長から「子どもたちのことを考えていたらこんな汚くならないはず!」と責められ、追い詰められて朝5時から出勤してトイレを必死で磨いている同僚もいました。

園長のターゲットにされ?!

さらに厄介だったのは、その保育園が園長の独裁状態だったことです。フレンドリーだと感じた園長は、実際は人のプライベートにズケズケ踏み込んでくるデリカシーのない人でした。

「○○さん、彼氏できたって?でもデキ婚だけはやめてね~!こっちも人が足りてないんだから、子作りする時はちゃんと言ってもらわないと!」という下品なことも平気で言いますし、本当に保育園の園長なの?!と耳を疑うほどでした。

私はもともと大人しい性格だったからか、園長に目を付けられ、明らかに他の職員より冷遇されていました。
更衣室で着替えていたら「いつまでそこにいるの?電気がもったいない!」と言って部屋を真っ暗にされたり、園長の失敗を押し付けられて保護者に謝罪することになったり……。

結局精神的に辛くなり、1年半ほどでその保育園を去りましたが、退職直前まで園長の嫌がらせは続きました。

まとめ

友人はなんとか退職することができましたが、世の中には辞めることもできずブラック保育園に苦しめられている保育士も少なくありません。
特に一族経営の園だと園長とその親族が権力を持ちすぎていることもあり、注意が必要です!

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの

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