ある日、彼氏と会社を共同経営していた友人が、鬼の形相で家の前で立っていた。
彼氏が、会社の金を使い込んだ?!私もグルだと思われて……。
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起業家ってカッコいい!異業種交流会で知り合った彼と交際に

起業が流行っていた当時、仕事の関係でビジネス勉強会に出入りする機会が増えました。感化されやすい私は、起業家、社会課題に目を向ける男性がかっこいい!と思うように。東京で活躍し、地方起業こそ次のトレンドだという15歳年上の男性と交際することになりました。

創業仲間を探す彼に友人を紹介。会社は立ち上がったものの……

育休終了後の時短勤務なども今ほど一般的でなかった当時、彼の夢は子育て中の母親の社会参画を後押しすること。感激した私は興味を持ってくれる子育て中の友人を彼に紹介。彼女と意気投合した彼は、当時地方では珍しかったホームページ制作等を子育て中の女性が在宅で請け負う会社を立ち上げたものの……。

友人から彼が会社の金を300万円使い込んだと連絡が

ある日、私が自宅に帰ると友人が玄関前に。彼が会社の金を300万円使い込んだと怒っているのです。どうも、そのお金は彼が自分の父親と経営している飲食店の資金繰りに使われた様子。父親はお金の流れを把握していないので彼に確認するしかないのですが、肝心の彼と連絡がつかないそう。「あなた、最初からわかってたんじゃない?」怒り狂う彼女に私も真っ青に。この件を彼に確認をしたら私も連絡が取れなくなってしまいました。

彼は失敗を地方のせいにして、東京に再度引っ越し。会社は廃業に。

私や役員の友人らからの連絡には出ないのに、彼は堂々とSNSを更新。「地方は衰退の一途なので東京で次のトレンドのビジネスを当てる」そう。「地方こそ」と言ってたくさん人を巻き込んで仕事にしていたはずなのにびっくり。弁護士も巻き込みなんとか連絡がつき、会社の廃業や300万円の返済の約束を取り付けました。その間も、彼のSNSはキラキラした「意識高い」投稿に溢れていました。私は彼のダメさに気づきそのままお別れすることにしました。

ltnライター:ユウキミサト

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