「待機児童」が叫ばれていた時期の保育園争奪戦は、本当に壮絶でした・・・。これは保育園激戦区で起こった厄介な保護者トラブルエピソードです。
画像: ftnews.jp
ftnews.jp

保育園激戦区はお互いの粗探しが凄い!

「待機児童」という言葉がトレンド入りしていた頃、保育園に入ることが本当に大変だったと聞きます。特に私のような自由な身なりで仕事ができるフリーランスや、家で仕事する在宅ワークなど、まだなじみの少ない職業の人は「家にいるなら保育園を利用する必要がない!」と理解のない同園の保護者に言われて大変な思いをしていました。かくいう私も、その大変な思いをした1人です。

服装やメイクで判断して、園に密告!

在宅フリーランスとして働きながら子供を保育園に通わせていた私は、都内に通勤しているフルタイムのお母さんたちと比べてかなり自由度の高い身なりをしていました。
なるべく気をつけるようにはしていましたが、園から家までの距離が近いこともあってスッピンで登園してしまうことも。そしてとうとう、他のママから「働いている風貌でない保護者を目にします。嘘の申告で通園させているのでは?」と苦情が入ったみたいです。園から私にそう連絡が来たのです!それからというもの、登降園の際にはきちんとした服装とメイクをするようになりました。

都心で仕事をしていたら、勘違いされて密告!

新しいお店の取材に出かけて行って店内で仕事をすることもよくありました。新しくできたカフェで新商品のケーキを食べて記事を書く仕事もあり、その後に園にお迎えに行くと、苦情が入ったと先生から聞かされたのです!
「仕事していないのに嘘をついて保育園を利用している方がいる。」「平日の日中にカフェで見かける保護者がいる。違反ではないのか?」などの苦情があったようで、私がカフェで仕事をしているところを目撃されていたようです。

まさかの・・・転園!

そんな私の事情を担任の先生は理解してくれていたものの、密告した保護者には理解できるはずもなく。ましてや、ちょっと頭の堅い園長までもが理解してくれず、しまいには『迷惑だ』とのことで姉妹園へ転園の催促をされてしまいました。でも、姉妹園であろうと理解してくれない園長とは変わらずお付き合いしていかなければならないと思ったので、私の方から転園を申し出、無事に理解のある保育園へ行けるようになりました。

今でこそ在宅ワークやリモートワークに理解がある世の中ですが、昔は本当に大変だった・・・。そして私が園を去って空いた枠に、密告した保護者のお友達が入園したというのは、半年後にママ友から聞かされました。策士!

ftnコラムニスト:南さおり


コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.