教育にお金を掛ける親心としては、子どもに成績アップして欲しいのは当然です。
とはいえ、そこでクレーマーになってしまっては、子どもにも大迷惑を掛けてしまいます。
今回は、筆者が学生時代に通っていた塾で起こった毒親エピソードを紹介します!
画像: ftnews.jp
ftnews.jp

学校でも有名なモンペ母

筆者が通っていた塾には、学校の同級生たちも何人か在籍していました。
その中でも特に、私はKちゃんという女子と仲良くしていました。彼女はスポーツが得意で、いつも笑顔で優しく、男子からの人気も絶大。
Kちゃん自身、高校は陸上部のスポーツ推薦で進学するつもりだと言っていました。しかし、Kちゃんの母親は教育ママだったらしく、意地でもKちゃんを進学校に行かせたかったようです。
学校の先生は「せっかく、Kさんは陸上で優秀な成績を修めているのですから...」と、スポーツ推薦
を勧めますが、その度に母親はノイローゼを起こすほどに反対。
「陸上で将来、食べていけますか!」そう言って、担任の先生たちに嚙みついたそう。陸上に全身全霊を掛けるKちゃんにとって、それがどれだけショックな言葉だったことでしょう。

塾の先生を恐喝!

母親に言われるがままに、塾に通うKちゃんでしたが、思うように成績が伸びません。
そして母親は、塾に度々、文句の電話を入れたようです。塾の先生たちも、この母親のクレーマーぶりには困り果てる始末。
Kちゃん自身、とても恥ずかしそうにうなだれていました。Kちゃんなりに、勉強も頑張っていたのですが、母親の望むレベルまで行くには難しそうです。
そしてある日、ついに塾の個別面談の際に母親は暴走します。
「高い金を払ってるんだから、うちのバカ娘にも分かるように教えなさいよ!この役立たず!」そう言って、先生と自分の間にあった机をバンバン叩いたのです。
これを塾側は、恐喝とみなし、警察に相談しました。ちゃんと、この時の映像が防犯カメラに録画されていました。

すっかりおとなしくなった毒親

警察案件にまでなったせいで、Kちゃんの父親にまで、この話が届きました。
いつもは、教育に無関心な父親でしたが、この件でさすがに「マズイ」と悟ったようです。
こうして、Kちゃんは塾を辞めることとなり、Kちゃん母も父親からキツくお説教されることとなりました。
母親も、さすがに今回のことが応えたのか、これを機にすっかり、しおらしくなりました。結果としてKちゃんが選んだ陸上の道に進めたので、良かったと思います。
しかし、今回の件が起こったのは、母親任せだった父親の責任もあるでしょう。
教育は、夫婦二人三脚で行うものですから。

ftnコラムニスト:六条京子


コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.