子育てする際に、どこまでが厳しく、どこからが甘やかすことになるのかは、線引きが難しいです。
とはいえ、子どもの嫌がっていることを強要するのは問題でしょう。
今回は、筆者が子どもの時に目の当たりにした毒親エピソードをお届けします!
画像: ftnews.jp
ftnews.jp

ジュニアバレーで出会ったアーティストタイプのMちゃん

私は小学生の頃、ジュニアのバレーボールクラブに通っていました。
そこで、Mちゃんという同学年の女の子と友達になります。Mちゃんはとても絵が上手くて、優しい子でした。
ですが本当は運動が嫌いとのことで、バレーボールもお母さんに言われて、イヤイヤ通っているとのことです。Mちゃんは何度も、お母さんに「私は絵画教室に通いたい」と伝えているとのことでしたが、お母さんは絶対に許してくれないそうです。
なんでも、彼女のお母さんはバレーボールの選抜選手に選ばれた経験もあるらしく、絶対に娘のMちゃんにバレーボールをやらせたかったそうです。
いつも、バレーボールクラブに来るとき、Mちゃんは辛そうな表情をしていました。
子ども心ながら、私は彼女のことが可哀想で仕方ありませんでした。

トラウマで腹痛を訴えるも...

ある日、ついにMちゃんは体育館に来るだけで、自分が腹痛を発症していることに気が付きました。
それだけ、彼女の中でバレーボールが苦痛で堪らなかったのでしょう。
もう、これ以上の練習は無理だと悟ったMちゃんは、お母さんに「迎えに来て欲しい」と連絡をします。
そして10分後。迎えに来たお母さんは、彼女の心配をするどころか、思いがけない行動に出ました。
なんと!他の子どもたちやコーチもいる前で、Mちゃんの頬を思いっきりビンタしたのです!
Mちゃんは呆然としたまま、お母さんと一緒に帰宅していきます。コーチを含めた全員が、その光景を見て呆気に取られていました。

両親が離婚し、毒親から解放

母親の押し付けに、ついにMちゃんのお父さんも耐えきれなくなったそうです。
Mちゃんのお父さんは、こうして離婚を決めます。もちろん、親権は父親側です。
その後も、何度もMちゃんにお母さんが接近を試みたので、ついに彼女には接近禁止命令が出されてしまいました。
Mちゃんの学校前で待ち伏せたり、バレーボールシューズを送り付けたりと、お母さんの行動は常軌を逸していたそうです。
子どもの意思を尊重できれば、そのまま親子でいられたのかもしれません。

ftnコラムニスト:六条京子

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.