夫や妻から暴力を受けても別れない夫婦っていますよね。友人の両親はまさにそんな感じでした。しかも、愛情があるとは思えなかったそうです。でも、死ぬまで添い遂げたのは一体なぜなのでしょうか…。その理由を紹介します。
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友達の父親は典型的な毒親だった

これは大分年上のお友達から聞いた話です。ご両親を相次いで亡くされたのに「悲しくない」と言うので、その理由を聞いてみたんです。

すると、事情を話してくれました。

父親は自分勝手で暴力的。子供が命令に従わないと「お前の教育が悪い!」と怒鳴りつけるので、母親はいつもビクビクしながら暮らしていたそうです。

「離婚して」と頼んでも「食べていけないから」と聞き入れてもらえず、彼女にとっては辛い子供時代でした。

母親には父親と別れない理由があった!

「母は働いていたから生活には困らなかったはずなのに、なぜ離婚しないのか不思議でしょうがなかった」と彼女。両親の寝室は別々で、寝る時間も違いました。

「でも時々、母が父の部屋で起きて待ってたの。大人になるまで意味が分からなかったけど」と、彼女は意味深な目で私を見ました。

ちょっと考えて、私も「あ…」と気付きました。彼女の母親は独身女性の事を「欲求不満女」とバカにしていたんだそうです。

それだけの夫婦に何の意味があったのか

そんな両親が嫌で、結婚と同時に距離を置いた彼女。会いに行く事もなく、不思議と両親からも連絡はありませんでした。

そして、数十年ぶりの母親からの手紙は「やっと自由になれました」の一行のみ。彼女はそれだけで「ああ、父が死んだんだ」と分かりました。

「大人になって母が離婚しなかった理由が何となく分かったけど、毎日殴られて、それでも一緒にいるほど価値がある事だったのかしら?」と彼女はため息をつきました。

彼女の両親は結局60年を共に過ごされたそうです…。これも一つの幸せの形なのでしょうか。本当のところは、ご本人に聞いてみないと分かりません。でも少なくとも、筆者は、結婚生活は親愛の思いと関係性が土台にあって欲しいと願っています。

ftnコラムニスト:kanonmaru


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