「一縷」は難しい漢字です。でも、読み方を聞いたら「聞いたことがある!」という方もいるのではないでしょうか。
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一すじの糸

「一縷」は「いちる」と読みます。糸へんの漢字なので、予想がついているかもしれませんが、糸に関係した言葉です。

意味は「一すじの糸」のこと。または、そのように細くてわずかなものをいいます。「一縷のけむりを残して、ろうそくの火はすっかり消えてしまった」というように使います。

一縷の望み

「一縷の望み」という語句を耳にしたことがあるかもしれません。これは、望みを一すじの糸のようにごくわずかである、もしくは、たよりないもの、今にも消えそうな様子に例えています。

「ほんのわずかな望み」「少しの可能性しかない望み」といった意味合いです。「何とか1点入れて、勝利への一縷の望みを残した。」のように使われます。

叶うことは難しいかもしれませんが、望みのはかなさを細い1本の糸に例えるとは…。とても詩的で美しいですね。

writer:海辺のつばくろ


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