男性って私たち女性が思っている以上に繊細でナイーブ、そして引きずる動物です。それだけに一度でもぐさりときた言葉は記憶装置のなかに格納され、なにかあった時にあれ以上に傷つくことがないように脳内警報を発令するのです。では、どんな言葉が彼を傷つけるのでしょう。具体例をいくつか見てみましょう。

【元カレと比較するような言葉】「前のカレはね」「今までだったら」etc…

男性の多くは所有欲が強くて、ヤキモチ焼きです。彼女の近くにいる見ず知らずの男性にだってヤキモチを妬いてしまうのに、元カレなんてもってのほか。今の彼のほうがすごく好きってことをアピールしたくて元カレと比較した会話を面白おかしくしてしまいがちですが、これは絶対にやったらダメです。また、直接的に元カレのことを言わなくても「今までだったら」というような過去の異性を匂わすような会話もNGです。このような会話をしたくなる背景には、彼の愛情を推しはかりたいという「試す」気持ちが含まれているのかもしれません。過去との比較ではなく、あなたが彼にしてほしいことを話してみることのほうが大切かもしれません。

【責任・負い目を感じるような言葉】「約束したでしょ!」「しっかりしてよ!」etc…

デートの約束をしていたけれど、仕事で疲れ切っていて次の休みはうちでごろごろしたいという希望が彼から伝えられた時に「約束したじゃん!」などと責め立ててはいけません。彼だって本当は一緒に出かけたいけれど、体がどうにもならない上で出した苦渋の決断です。責められることで次に約束することが怖くなってしまいます。「大変だったよね、お疲れさま。ゆっくり休んでまた次遊ぼうね」。こんなセリフが言えたら、彼の中でのあなたへの愛がより深まっていきます。

また、「男のくせに」「しっかりしてよ!」といったセリフもNGです。これは、あなたの中で理想とする男性像を押し付けているだけかもしれません。自分の中の頼りない部分、情けない部分をコンプレックスに感じている男性は実はとても多いのです。

【相手を拒絶するような言葉】「もういい」「つまらない」「どうでもいいこと言わないで」etc…

教えたがりの彼や内弁慶な彼にはご法度なフレーズです。得意な分野の話をしている時の彼はキラキラしているはず。もしかしたらあなたにとっては本当に興味のない話かもしれないし、同じことをまた話している可能性もありますよね。でも、そこで話を断絶するようなことを言ってしまうと、殻に閉じこもってしまうか、最悪の場合、逆上してしまいます。「(この話は)もういい」という言い方ではなく、違う話題を上から重ねるか「今日は違う話もしたいな」というように視点をずらしてみるといいでしょう。

【見下すような言葉】「あんた」「お前」etc…

もうここまでくると、彼じゃなくて友人だったとしてもドン引きするワードです。怒りの感情を抑えきれないときに相手の呼び方が乱暴になっていませんか? もし思い当たる節があれば、それは今すぐ改善すべきです。これはマウントを取りたい女性にありがちな言動で、尊敬の気持ちを持って接しないかぎり、本当の愛も友情も築けなくなってしまいます。相手もあなたの弱い部分を理解していて、それを補い合って前へと進んでいこうとしていることを念頭において接してみてください。言葉遣いも自然と治るかもしれません。

なにげないひと言でも、相手にとって「それは言っちゃいけない言葉だよ!」というNGワードが存在しています。付き合いが深まっていくうちに彼がどんなことにコンプレックスを感じているのかが自ずと分かるようになってきます。一番大好きな存在の彼だけれど、身内でもなければあなたの分身でもない、ひとりの人間であることを忘れずに敬意を持って接していきたいですね。

「楽しく恋をして、もっときれいに」をアイコトバに。

こちらの記事を参考にしてもらえたらうれしいです。

ftnコラムニスト:イチジクねえさん


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