友人との縁は大切にしたいものですが、どれだけ親しくても守るべき節度や礼儀はありますよね。相手に合わせるだけでなく、必要であれば距離感や付き合い方を考え直すことも大切なのかもしれません。今回は、筆者の友人が実際に経験した出来事をご紹介します。
お客様のきっぱりとした言葉に、A子も気まずさを感じたのでしょう。それ以来、お店に顔を出すことはなくなりました。
本来なら店主である私自身が、もっとはっきり対応しなければならなかったと思っています。
それでも、自分のことのように憤ってくれたお客様の存在は大きく、「私は一人で頑張っているんじゃないんだ」と感じることができました。あのときもらった勇気は、今でも忘れられません。
本当の友人とは、相手の仕事や努力をきちんと尊重し、その価値を認めてくれる人なのだと思います。結果的に「自称・大親友」とは縁が切れてしまいましたが、その一方で、お客様のありがたさを改めて実感することができました。
決して楽しい出来事ではありませんでしたが、自分にとって何が大切なのかを見つめ直すきっかけになった出来事でした。
【体験者:40代・女性自営業、回答時期:2026年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator:fumo
FTNコラムニスト:森奈津子
海外生活や離婚、社会人での大学再入学など、多彩な経歴を持つライター。現在は幼稚園教諭として保護者の悩みに寄り添うほか、日々の人付き合いの中から生まれるリアルな本音に耳を傾け、多様な価値観に触れてきた独自の視点でそれらを記事にしている。