今回は、筆者の友人Aから聞いた子どもの持ち物準備にまつわる話です。
何度伝えても変わらなかった「明日いるんやった」のひと言。
母として、つい手を貸していたAでしたが、ある日ひとつのルールを決めて──。

遅い申告

子どもが学生だった頃、私には困っていることがありました。
それは、学校で必要な物を前日の夜になってから出してくることです。
体操服や給食当番のエプロンなど、洗濯が必要な物ほどギリギリになって持ってきます。
「もっと早く出してね」
そのたびに声をかけていましたが、返事はするものの、なかなか改善されませんでした。

慌てる夜

ある夜のことです。
寝る支度をしていた私の前に、子どもが体操服を差し出しました。
「明日いるんやった」

時計を見ると、かなり遅い時間でした。
天気予報では翌日は雨。
今から洗わなければ間に合わないと思い、慌てて洗濯機を回しました。

洗濯を終えて干したものの、翌朝も空はどんよりしたまま。
体操服は完全には乾いておらず、私はいつもより早く起きてアイロンをかけることになったのです。
眠い目をこすりながら、「もっと早く言ってくれたら良かったのに」と何度も思いました。

決めた一線

しかし、その後も同じことが続きました。
夜になってから渡される洗濯物。
翌日の予定を聞いて初めて必要な物を知る日もあります。