パートナーの退職や転職、一言相談してほしいと思いますよね。今回は、筆者の友人が語ってくれた“夫からの突然の退職宣言”エピソードを紹介します。
「心配をかけたくない」夫の気持ち
すると、一枚の紙を私に差し出す夫。
それは「内定通知書」でした。どういうことなのかと思っていると、夫が話し始めます。実は以前から上司と部下の板挟みになっており、心を病みかけていたのだと言います。優しい夫は毎日のように双方の言い分を聞きながら、どうすれば解決できるか考えていたそうです。
しかし、残念ながら部下は退職。守り切れずに申し訳ないという罪悪感と責任感に加え、業務が増えたことで自分自身も疲弊してしまいます。
そこで転職を決意。妻である私も仕事が忙しい時期だったため、心配をかけたくないと相談はせず、不安がクリアになった時点で報告しようと思ったそうです。
つらい中での家族への配慮に感謝
「相談せずにごめん」
「心配かけたくなかったんだ」
そう言いながら、住宅ローンや学費の心配などがいらないようにと、いろいろな計算が書かれた手書きのメモも一緒に見せてくれました。
事後報告への怒りもありますが、つらい中それだけ準備して動いてくれたこと、私に心配をかけたくないという優しさに、夫への感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいになった出来事です。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:清水マキ
育児を機にキャリアを転換し、独学からライター講座の添削講師まで登り詰めた実力派。PTAやスポ少での積極的な交流から、ママたちの「ここだけの話」を日々リサーチ。金融記事も手がける確かな知性と、育児に奮闘する親としての等身大な目線を掛け合わせ、大人女性のライフスタイルから切実な悩みまでを鋭く、温かく描き出す。