楽しみにしていた娘の誕生日会。その当日、“招かれざる客”がやって来たという、筆者の友人のエピソードをご紹介します。

好き放題する母親と弟たち

家に入ったとたん、Aちゃんの弟たちは家じゅうを駆け回ります。

子ども部屋、私たち夫婦の寝室、パントリーまでドタバタと開け閉め。それを止めないどころか、Aちゃんママも一緒になって「へぇ~広いおうち!」「こっちは何ですか?」と言いながら見に行くのです。

「すみません、そっちは片付いていないので」と言いながら、なんとか全員をリビングに引き戻します。私のもとへ来て、気まずそうな顔で「ごめんなさい」「迷惑をかけてすみません」と、何度も言うAちゃん。

参加人数が変わってしまったので、料理の量やケーキを切り分ける大きさも予定が変わります。「え~この家ゲームないの?」「ケーキこれだけ? 小さっ!」など好き放題言う兄弟に対し、何も言わず料理をパクパク食べるAちゃんママ。

プレゼント交換をするときには、兄弟たちが「俺も欲しい!」とギャン泣き。家にあったお菓子をあげて、なんとかなだめました。

非常識さにイラッ!

ようやくお開きの時間に。とても大変でしたが、娘は仲良しの友達とプレゼント交換をしたり、一緒にケーキやおやつを食べたりして楽しそうでした。Aちゃんも、母親や弟たちを気にはしつつも、楽しそうにしていたのでよかったと思いました。

玄関先でみんなを見送るとき「またお邪魔させてくださいね~」と言うAちゃんママ。対するAちゃんは「突然来て、ごめんなさい」と謝りっぱなし。

あまりにもイラッとしたので、Aちゃんママには何も言わず「Aちゃん、また“一人で”いつでもおいで!」と、少し大きな声で言いました。

「うん!」と嬉しそうに帰っていくAちゃん。それからも娘はAちゃんと仲良くしているし、たびたびわが家にも遊びに来ています。ただ、Aちゃんママと弟たちを家に入れることは、二度とないでしょう──。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:清水マキ
育児を機にキャリアを転換し、独学からライター講座の添削講師まで登り詰めた実力派。PTAやスポ少での積極的な交流から、ママたちの「ここだけの話」を日々リサーチ。金融記事も手がける確かな知性と、育児に奮闘する親としての等身大な目線を掛け合わせ、大人女性のライフスタイルから切実な悩みまでを鋭く、温かく描き出す。