思わず「目立たなかった?」と、聞いてしまいました。
すると彼女は、あっさりこう言ったのです。
「子どもたち、意外と気にしてなかったよ」
さらに、こんな言葉も続きました。
「日本って“みんなと同じ”を意識するけど、暑さから子どもを守る方が大事じゃない?」
その瞬間、なんだかハッとしました。
こだわっていたのは誰?
私は、“子どもが浮かないように”と思っていたつもりでした。
でも実際は、周りの目を気にしていたのは、私自身だったのかもしれません。
もちろん、周囲に合わせることで安心できる場面もあります。
ただ、“本当に子どものためになるか”を基準に考えてもいい。
帰宅後、本人に聞いてみました。
「今年はリュックにしてみる?」
娘は迷わず「うん」と答えます。
「お友達と違っても気にならない?」
すると、不思議そうな顔でこう言いました。
「違うとダメなの? 全然気にならないよ?」
その言葉を聞いた瞬間、肩の力が抜けた気がしました。
「ウチは、暑い日は迷わずリュックにするよ」
そう笑っていたママ友の言葉と、娘の何気ない一言。
私が勝手に大きくしていた“周りの目”は、思っていたほど強いものではないのかもしれない──そう感じた出来事でした。
【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。