「安定した職に就きなさい」と夢を追うことに反対され、家を飛び出した娘。
長年分かり合えなかった父が定年後に明かした“本音”に、張り詰めていた気持ちが揺らいでいくことに──。
今回は筆者の知人から聞いた、切なくも温かい親子関係にまつわるエピソードをご紹介します。
長年分かり合えなかった父が定年後に明かした“本音”に、張り詰めていた気持ちが揺らいでいくことに──。
今回は筆者の知人から聞いた、切なくも温かい親子関係にまつわるエピソードをご紹介します。
父と喧嘩別れした娘
父は昔から、
「安定が一番」
が口癖でした。
私が進路を考えていた時も、私の意見を聞こうともせず
「公務員なら安心」
「安定している職に就きなさい」
と繰り返すのみ。
私がデザイン関係の仕事に進みたいと言ったときは、私がいくら夢や思いを語っても聞く耳を持たずにとにかく猛反対。
そんな自分の意見ばかり押しつけてくる父に私は反発し、結局ほぼ絶縁状態で上京したのです。
夢に描いた職に就くも
その後母の支援もあり、何とかバイトしながら専門学校で学んだあと、フリーランスで夢だったWEBデザイナーとして働き始められました。
とはいえ、現実はそう甘くはなく、始めて5年ほどの収入はとても不安定で、バイトを掛け持つこともあり、正直かなり苦労していました。
それでも『好きな仕事を選んだ自分は間違ってない』と意地になっていた私。
なんとか仕事も軌道に乗り、それなりの収入を得られるようになってから数年後、父が定年退職したというので久しぶりに実家へ帰省したのです。
すると酔った父がぽつりとこんな話をしてきました。