<筆者の知人の話>
期待の中途社員が初出勤日に突然姿を消し、職場は騒然として!?

事情

しかし翌日、退職代行サービスを介して本人から会社宛に一通の謝罪メールが届いたのです。

それによると実は彼は、前職で過酷なパワハラを受けて適応障害を発症していたとのこと。

精神科にも通い、何とか症状が寛解したようですが、新しい職場へ来た瞬間から、緊張と恐怖で動悸と震えが止まらず、つい逃げ出してしまったらしいのです。

もちろん、無断での短期離職は社会人として問題があると思います。

でも同時に、“働けなくなるほど追い詰められる人”が本当にいるのだと知る機会にもなりました。

その後

その一件以降、会社では入社後のフォロー体制を見直すことに。

不安げな様子があれば放置せずに必ず面談を入れること、相談先を明確にすることなどが決められました。

小さな改善ではあるものの、その後の新人の定着率向上につながっています。

あの日の出来事はただ単に“無責任だ”で片づける前に、その人の背景を見る大切さを教えてくれたと思っています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にFTNでヒアリングと執筆を行う。