家の援助や、子どもの教育費──。ずっと支えてくれていた母親に、Aちゃんは心から感謝していました。けれど、子どもの成長とともに、その距離感が徐々に苦しくなっていって──。今回は、友人Aちゃんがポツリと漏らした“本音”をご紹介します。
“感謝している”からこそ難しい
夫は、「勉強だけがすべてではない」という考え方です。
そのため、母の価値観との間で戸惑う場面が増えていきました。
私自身も、「そこまで言わなくても」と思うことがあっても、強く言い返せません。
だって、ずっと助けてもらってきたからです。
経済的にも、子育ての面でも、たくさん支えてもらいました。だからこそ、「もう少し自分たちのペースでやりたい」と言いづらいのです。
ある日、ふと気づきました。
もしかしたら私は、“親離れ”ができていなかったのかもしれない。
そして母も、“子離れ”ができていなかったのかもしれない、と。
もちろん今でも感謝しています。
母のことは尊敬していますし、嫌いになったわけではありません。
ただ、“支えてもらうこと”と“頼りきりになること”は違うのだと、今になって少しずつ感じるようになりました。
どんなに仲が良くても、家族だからこそ難しい距離感がある。
最近は、そんなことをよく考えるようになりました。
【体験者:40代女性・主婦、回答時期:2026年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。