家の援助や、子どもの教育費──。ずっと支えてくれていた母親に、Aちゃんは心から感謝していました。けれど、子どもの成長とともに、その距離感が徐々に苦しくなっていって──。今回は、友人Aちゃんがポツリと漏らした“本音”をご紹介します。
ftnews.jp

なんでもできる人

母は、地元では有名な英語塾を経営しています。
私が小さい頃に父と離婚してから、母はひとりで会社を大きくしながら、私を育ててくれました。

仕事ができて行動力もある。私は昔から「なんでもできる人」として尊敬していました。

大人になってからも、その関係は変わりませんでした。

私の子育ても全力で支えてくれて、子どもの受験塾代や英語レッスン代、進学後の生活費まで援助してくれていたのです。

家を建てるときにも助けてもらいました。「ここまでしてくれる親なんて、なかなかいない」と、感謝しかありませんでした。

母とは頻繁に海外旅行にも行っていて、周りから「仲がいいね」と言われることも多かったのです。

増えていった“口出し”

ただ、子どもが成長するにつれ、少しずつ空気が変わっていきました。

最初は、「勉強してる?」「英語は続けたほうがいいよ」といった声かけ程度だったのです。

でも、だんだん細かくなっていきました。
成績や勉強時間、食生活、スマホの使い方まで、気にするようになっていったのです。

最初の頃は、「子どものことを思って言ってくれている」と受け止めていました。

実際、母はずっと教育の世界で生きてきた人です。経験も知識もあるから、言っていることは間違っていないのでしょう。

それでも、プレッシャーを感じるようになっていきました。

さらに、その言葉は夫にも向くようになります。