筆者の話です。私には重度知的障害を持つ子どもが2人いますが、子どもが成長するにつれて私一人では「もう限界」と思う事が常に起きる様になってしまったのです。
予測不能な日々
彼等との生活は日々、予測不能な出来事の連続です。
我が家は3階の部屋なのですが、ベランダの柵に腰を掛けていたり、外に出掛ければ道路に飛び出す危険行動。
また、室内でも兄弟喧嘩のヒートアップでの怪我のリスクや、物の破壊に排泄の問題……といった突発的な対応が次々と重なり、母親である私は常に緊張を強いられるのです。
夫の協力はほとんど期待できず、実質的にワンオペで家庭を回す状態が続いていました。
休む間もなく対応が続く中、疲労が静かに蓄積していきました。
限界
子ども達が小さい頃は「自分が頑張れば何とかなる」と信じていました。
しかし、子ども達の成長に伴って、彼らが起こす問題は想像をはるかに超え、私一人の努力では埋められない負荷が日常を圧迫し続けます。
やがて私の心身の限界が見え始め、感情面のコントロールも難しくなっていきました。
それでも「もう少し頑張れば」と自分を奮い立たせようとしましたが、力を失っていきました。
「家庭だけで彼らの安全を守るのは、既に限界なのではないか」という考えが、じわりと心に広がっていきました。