わが子の手術当日、不安に押しつぶされそうになりながら病院のカフェで時間を潰していた時のこと。偶然耳にした、見ず知らずの女性の「ある言葉」が、孤独な心を静かに救ってくれて……? 筆者の友人が体験談を語ってくれました。
耳に飛び込んできた言葉
「いま、主人の手術が始まったの。ここで待つしかないから……」
その言葉が耳に飛び込んできた瞬間、ハッとしました。
この女性もまた、私と同じように手術の無事を祈り、不安と闘っていたのでした。
『この大学病院では、今日だけでも何十件もの手術が行われている。そして、私だけではなく、家族の無事を祈っている人が大勢いる』
そう思えて、心強くなったのです。
直接言葉を交わしたわけではないのに、空間と境遇を共有しているだけで人は繋がれるし、救われるもの。
一人で不安と闘っていた私にとって、この女性の存在は、心強い「戦友」のように思えたのでした。
【体験者:40代・女性パート、回答時期:2026年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。