日本では15人に1人が生涯に一度はうつ病を経験すると言われており、精神的な病は決して他人事ではありません。筆者の知人もその1人で、蓄積されたストレスをうまく発散できず『適応障害』と診断されました。今回はそんな筆者の知人のエピソードをご紹介します。

夫に謝罪

休暇に入って2週間ほど経つと、だんだんと冷静さを取り戻してきて、夫や周囲への態度を反省できるように。

夫に「私、あなたに酷い態度を取ってしまっていてごめんなさい」と謝罪しました。

しかし夫は「酷い態度? 全然気がつかなかったよ」と笑ったのです。

その返答を聞き、自分で思っていたほど酷い態度ではなかったのかな? と安心できました。

それからは一気に回復。

2カ月休んだ頃にはすっかりよくなって、職場復帰を果たしました。

優しいウソ

それから1年後、すっかり元気になった私は仕事終わりに夫とデートする余裕すらできました。

夫とのデート中、適応障害だと診断された当時の話になり、夫が「あのとき、毎日無視されたり怒られたり正直俺も病んじゃいそうだったわ!」と打ち明けたのです。

当時の夫は十分傷ついていて、それでも私を追い詰めないために「気付かなかった」とウソをついてくれていたのです。

私は、夫の優しいウソのおかげで早期回復できました。

そんな夫を見習って、私も夫の支えになれるよう努めたいと思います。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。