今回は、A子さんから聞いたエピソードをご紹介します。 職場にいる自称「サバサバ系」の先輩。
「テキーラなんか水」などと豪語する猛者なのですが、ある新入社員の歓迎会の日、彼女の様子が突然おかしくなって──!?

「演技ですよね?」

そして帰り際、いよいよ極めつけの場面がやってきました。

B美さんはフラフラと千鳥足を演じながら、C男くんにしなだれかかります。
「えぇ〜、ひとりで帰れなぁい。C男くん、送ってぇ~♡」

その瞬間、C男くんが困ったような顔でこう言ったのです。
「あの……先輩って、全然酔ってないですよね?」

──場が、一瞬で凍りつくのを感じました。

「さすがに僕も大人なんで、演技かどうかくらいわかりますよ」

B美さんの顔が、みるみる真っ赤になっていきます。
「えっ、あ、いや、それは」と、しどろもどろ。

周囲は、必死で笑いをこらえていました。

なにごとも「ほどほど」に

その後、B美さんはしばらく照れくさそうにしていましたが、今ではまた元の頼れる先輩に戻って元気に働いています。

「好きな人や素敵な人の前で、少しでも自分を良く見せたい」という気持ちは、誰しもが持つ普遍的なエネルギーなのだと思います。

先輩のあの猛アピールも、実はとても純粋で一生懸命だったのかもしれません。

ただ、大人世代の人間関係においては、無理に作ったキャラクターよりも、やはり「等身大の自分」でいることの方が、結果的に相手にも安心感を与え、自分自身もラクにいられるのだと学びました。

【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。