きょうだいは平等であるべきでしょうか、またその平等はいったい誰から見ての平等なのでしょうか。筆者の知人Aさんは、結婚の決まった弟がきょうだい間の不平等を親に訴え金銭を要求していることを知ります。弟の言う不平等とは、そして親の対応とはどのようなものだったのでしょうか。

しかし、弟は大学受験に失敗した翌年、予備校に通わせてもらったのに大学には進学せずに専門学校へ。

そして、専門学校在籍中に免許を取得し、車まで購入してもらっています。

Aさんと弟それぞれにかかったお金をまとめると、奨学金を利用しながら大学へ行ったAさんよりも、弟の方がお金をかけてもらっているのです。

食い下がる弟嫁

「ねえ、あなたの方がお金かけてもらってるから、私はあなたたちからお金もらえるってことよね?」

そう言うと弟は黙り、弟嫁は悔しそうに言いました。

「でも、弟君はこの家の跡取りなんだから、お金をもらえるはず!」

不平等ではないことが理解できてもまだお金をもらおうとする弟嫁に対し、Aさんはさらに言いました。

「跡取りってことは、両親の介護もお願いできるってこと?」

そんなことまで覚悟していなかった弟夫婦は黙り込み、弟は「すみませんでした」と小さく謝りました。

「もう結婚するんだから2人で頑張りなさい」と両親に言われて帰っていった弟夫婦。これから2人が成長し、ちゃんと寄り添い協力し合って生きていくことを姉としてAさんも願うのでした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。