きょうだいは平等であるべきでしょうか、またその平等はいったい誰から見ての平等なのでしょうか。筆者の知人Aさんは、結婚の決まった弟がきょうだい間の不平等を親に訴え金銭を要求していることを知ります。弟の言う不平等とは、そして親の対応とはどのようなものだったのでしょうか。

平等じゃない! 弟の訴え

Aさんは30代の既婚女性。4つ下の弟と2人きょうだいで育ちました。その弟が30歳になった頃、結婚が決まり、Aさんや両親は祝福。

「これでようやく弟も家庭を持つんだな」と思っていたAさんでしたが、結婚を機に弟が少しナイーブなことを言うようになったのです。

弟は両親に対し「俺たちきょうだいは不平等だった! その分のお金を俺はもらえるはずだ!」と言い出しました。どうやら奥さんに入れ知恵されて、弟は両親に対してお金を請求しているようです。

話し合いの席に同席、弟の要求は?

困った両親からの相談を受けたAさんは、弟夫婦と両親の話し合いの席に同席することになりました。

弟夫婦は両親から聞いた通り、金銭を要求してきます。

「姉ちゃんはピアノを習わせてもらって、大学にも行かせてもらった。俺がどちらもしていないのは不平等だ。だから、その分を結婚の援助として払ってほしい。母さんと父さんが払わないのなら、姉ちゃんが払ってくれてもいい」

「ずるい」と感じてしまう弟の気持ちも分からなくはありません。しかし、Aさんには、弟が忘れてしまっている「ある事実」を伝える準備がありました。

本当に不平等? Aさんの主張

Aさんはこれまで両親がAさんきょうだいにかけてくれたお金についてまとめていました。そして、その用紙を弟夫婦に提示したのです。

確かに弟の言う通り、Aさんだけがピアノを習わせてもらい、大学にも行きました。