大切な人がいつでもそばにいるのは、当たり前のことではありません。今回は、筆者の友人が“大切な人との別れ”を経て感じた後悔の気持ちを話してくれました。
わずかな時間でまさか
その“来週”が来る前に、母の容体が急変してしまいました。
夜中に姉から連絡があり、急いで母が入院している病院へ。母のもとへ駆けつけると、最後に母はうつろな目で私を見て静かに息を引き取りました。
まるで、私が来るのを待っていたかのように――。
「来週行くから」と言ったのに。退院して、また母は実家に帰るものだと思っていたのに。最後に声を聞いてから、1週間も経たないうちに母は逝ってしまったのです。
「忙しい」を言い訳にした後悔
仕事が忙しかったのは本当です。
しかし「来週でいい」「忙しいから」と言いながらも、行こうと思えば短い時間でも行けたことも確かです。
いつでも行けると思えることは、今日じゃなくていいという先送りのための言い訳だったことに気づきました。
大切な人がそこにいることは、決して当たり前ではありません。今この時間を大切にしなければと、強く思いました。だからこそ、結婚して家族を持った今は、夫と娘と過ごす時間を何よりも大切にしています。
同じ後悔を繰り返さないように。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2026年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:清水マキ
育児を機にキャリアを転換し、独学からライター講座の添削講師まで登り詰めた実力派。PTAやスポ少での積極的な交流から、ママたちの「ここだけの話」を日々リサーチ。金融記事も手がける確かな知性と、育児に奮闘する親としての等身大な目線を掛け合わせ、大人女性のライフスタイルから切実な悩みまでを鋭く、温かく描き出す。