大切な人がいつでもそばにいるのは、当たり前のことではありません。今回は、筆者の友人が“大切な人との別れ”を経て感じた後悔の気持ちを話してくれました。
実家の母が突然入院
実家の母が入院したという知らせが入ってきました。
私は就職を機に家を出て、一人暮らしをしています。実家は同じ市内ですが、そのころ仕事がとても忙しく、なかなか帰省せずにいました。
母のことは、結婚後に実家のすぐそばに家を建てた姉が連絡してきてくれました。
姉がたまたま実家に行ったとき、母の顔色が悪いことに気づいたそうです。最初は様子を見ていたのですが、みるみる悪化したため救急車を呼び、そのまま入院することになったのでした。
多忙で「来週行く」
入院した母でしたが、ひとまず容体は安定しているとのこと。私は急を要することではなさそうだと判断し、目の前の仕事を片付けるため、すぐにはお見舞いに行きませんでした。
後日、姉が母のお見舞いに行った時、私に電話をかけ、母と話をさせてくれました。
普通に会話はできるものの、母の声に覇気はありません。
入院して元気がなくなっているのだろうと思っていると、母は「仕事は忙しいの?」「あんたのほうが入院しちゃうよ、ほどほどにね」と私を心配する言葉をかけてくれました。
しかし、その電話も日中で忙しいタイミングだった私。
「来週行くから!」
そう言って、2~3分で通話を終わらせたのです。