義実家で見つけた説明書
ある日、義実家に遊びに行った時のことです。
洗い物をしようとキッチンに入ると、棚の上に置かれていた説明書が、ふと目に入りました。
何気なく見ると、それは小型GPS端末の説明書でした。
その瞬間、「まさか……」と嫌な予感がしました。
帰宅後、夫の持ち物を確認すると、なんとスニーカーの中敷きの裏にコイン状の小さな端末が貼り付けられていたのです。
「偶然ね」と笑っていた義母の顔を思い出すと本当に気味が悪くて、しばらくその場から動けませんでした。
夫も言葉を失った
私は説明書の話とともに、実際に見つけたGPSを夫に見せました。
これまで夫は、「母さんに悪気はないから」と義母を庇うことも多かったのです。
でも、この時ばかりは夫もしばらく何も言えなくなっていました。
自分の行動を母親に監視されていた事実が、相当ショックだったようです。
後日、夫は義母に直接問いただし、「今度こんなことをしたら親子の縁を切る。孫にも二度と会わせない」と、かなり厳しく伝えました。
ようやく戻ってきた平穏
夫にGPSのことを問い詰められた義母はまともに言い訳もできず、しどろもどろだったそうです。
それ以来、あれだけ頻繁だった連絡や、“偶然”会うことはなくなりました。
思えば、ずっと誰かに見張られているような感覚が、私の中で大きなストレスになっていたのだと思います。
今はようやく、家族だけで気楽に出かけられるようになりました。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2026年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。