近所づきあいは、困った時に助け合えたり、ちょっとした情報交換ができたりと、うまくいけばとても心強いものです。ただ、その距離が近くなりすぎると、気を遣いすぎて疲れてしまうこともあります。今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。
便利かと思ったグループLINE
引っ越したばかりの頃、同じマンションのママから「何かあった時に便利だから」と誘われ、住民有志のLINEグループに入りました。
最初は、
「今日は資源ゴミの日です」
「雨でエントランスが滑りやすくなっているので気をつけてくださいね」
というようなやりとりが中心で、平和な雰囲気でした。
しかし、ある住人の騒音トラブルの投稿を皮切りに、グループの雰囲気が少しずつ変わり始めました。
「もしかして、〇階の人?」
「ベランダに大きい植物を置いてる家?」
と、探り合いのような空気になっていったのです。
そしてそれからは、「どこの家は来客が多い」「あそこの奥さんは帰宅が遅い」といった、プライベートな噂話まで流れてくるように。
本人が知らないところで、あれこれ言われているのを見るのは、正直心地いいものではありません。
通知が鳴るたびに、「また誰かの話かな……」と気が重くなっていました。
向けられた視線
決定的だったのは、私自身のことを書かれた時です。
「ベビーカー、通路ギリギリでしたよね」
個別に送るつもりが、間違えてグループに投稿してしまったのかもしれませんが、状況からすると明らかに私のことでした。
その時間帯、帰宅時に下の子が泣き出し、私は玄関先でとても慌てていました。
急いで部屋に入ろうとベビーカーを一時停止させた場所が、我が家の専有部分からはみ出て、共用通路を少し塞ぐ形になっていたのです。