結婚しようと思っている人がいるとを聞き「お母さんは失敗しちゃったけど、あなたは幸せになってね」と言った私。
すると息子は「母さんは俺に寂しい思いをさせないように再婚したのかもしれないけど、俺は全然寂しくなんかなかったし、何なら母さんと2人で生活している時の方が楽しかった。義理とはいえ、父親に自分のことを否定されたり、無視されたりするよりは、そっちの方が良かった。母さんのことが嫌いなわけじゃない。でも、この家にはいたくなかった」と言ったのです。
母の後悔
息子をこれだけ傷つけてしまったこと、自分の勝手な思い込みで振り回してしまったこと。
息子は「この年になって母さんが俺のためを思って再婚してくれたんだろうなって思えるよ」と言ってくれましたが、私は取り返しのつかないことをしてしまったと心底後悔しています。
息子にとって父親という存在は絶対ではなく、きっと私と2人の生活に満足していたんだと思います。
良かれと思って決断したことでしたが、今となっては「やめておけばよかった」と悔やまれてなりません。
【体験者:50代女性・パート、回答時期:2026年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:RIE.K
国文科を卒業し、教員免許を取得。OLをしていたが、父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの『ちょっと訳あり』な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまな仕事の経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地・職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。