子ども同士の「裏ワザ」
娘に聞くと、最初は「知らない」と否定していましたが、しばらくして観念したように打ち明けてくれました。
それによると、クラスの友人から「制限のないブラウザを使えば見られる」という裏ワザを教わったというのです。
普段は子ども用に制限をかけたブラウザしか使わせていなかったので安心しきっていましたが、まさかブラウザごと変えて大人の監視をすり抜けるなんて。
「そこまでするの?」と、正直かなりショックでした。
同時に、「子ども同士って、親が思っている以上にいろんな情報を共有しているんだな……」と怖くなりました。
怒るより先に伝えたこと
本当は怒りたい気持ちでしたが、娘の顔を見たら、とても不安そうにしていて。
感情的に怒鳴り散らしても何も解決しないと思い直し、落ち着いて娘と向き合うことにしました。
「まだ子どもには刺激が強すぎるものもあるんだよ。ママはあなたの心を守りたいから、ちゃんとルールは守ってほしいな」
なんとか娘に伝わってほしいと願いながら、真剣に話しました。
最初は反抗的な態度を見せていた娘も、私が本気で話していることが分かったのか、最後にはバツが悪そうに小さく頷いてくれたのでした。
ネットとの上手な付き合い方
すぐに夫とも相談し、フィルタリングの設定を改めて厳重に見直しました。
それからは、ネットの危険性について定期的に家族で話し合うルールが我が家に定着しています。
今回の出来事は、親の過信や無知を突きつけられたようで痛い経験でした。
子どもの成長と好奇心にどう寄り添い、安全を守っていくのか。
正解はまだ分かりませんが、これからも親として向き合っていかなければと思っています。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2026年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。