Mさんは長年「将来のため」と自分の楽しみを後回しにして、節約や家事に追われてきました。子どもが巣立つ頃になって、ようやく自分の時間や好きなことに目を向け始めたそうです。家族のために我慢し続けた日々と、そこから少しずつ自分の喜びを取り戻す過程を語ってくれた体験談です。
50代で気付いた心の空白
そして50代になったある日、ふと「そろそろ節約ばかりしていないで好きなことを始めてみよう」と思いました。しかし、節約の為にこれまで自分の好きなことを犠牲にしてきたため、何をしている時に心からワクワクしていたのかすぐには思い出せませんでした。節約のために我慢して頑張ってきたはずなのに、心の中にはぽっかりと穴が空いたような感覚がありました。その瞬間、自分を押し殺して生きてきたことや、長年我慢してきた日々の重みを初めて強く感じました。
自分の時間を取り戻す挑戦
もちろん、将来のために節約し努力することは大切です。しかし、自分の存在や喜びまで削ってしまうと、後になって取り戻せないものがあると痛感しました。今では少しずつ、小さな楽しみを取り戻す時間を作るようにしています。節約も大事ですが、自分自身の喜びも同じくらい大切にしていいのだと、今さらながら学びました。
過去の自分へメッセージ
年齢や忙しさを理由に、やりたいことを後回しにしすぎないこと。「今のうちに少しでも自分のために動けば、人生はもっと彩り豊かになる」ということに、ようやく気付くことができたのです。Mさんは、過去の自分に向けて「小さな一歩でもいいから挑戦してみて」と声をかけたい、と話していました。自分を大切にしながら家族と向き合うことで、より充実した日々を取り戻せるはず。そんな学びのあるエピソードでした。
【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2026年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。