皆さんは、子どもの何気ない一言にドキッとさせられた経験はありませんか。純粋な疑問だからこそ返答はその後の価値観に大きな影響を与えてしまうのではと口篭ってしまうこともありますよね。今回は、筆者の友人T子が体験した、子どもの純粋な疑問に思わず考えさせられたエピソードをご紹介します。

その場の空気も子どもの認識も一変

すると、そのやり取りを少し離れた場所で聞いていた車椅子の男性が、静かに子どものそばへやって来ました。そして優しく子どもと目線を合わせ「お兄さんはね、事故で足が動かなくなったからこれに乗っているんだよ」と穏やかに説明してくれたのです。

さらに「でも元気に過ごしているし、楽しいこともたくさんあるよ。だから車には気をつけてね!」と分かりやすく丁寧に伝えてくれました。

失礼な言葉を向けられたにもかかわらず、相手を責めることなく、正しい知識と優しさで返したその対応に、場の空気は一気に和らぎT子は胸を打たれました。そして、とんでもない発言をしてしまったE子は顔を赤くし、小さく会釈をするとその場を離れていきました。

子どもの疑問は決して悪いものではありません。それにどう答えるかは大人の責任。今回の出来事は、正しい理解と相手を思いやる姿勢の大切さを改めて感じさせてくれるエピソードでした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Miwa.S
事務員としてのキャリアを積みながら、ライター活動をスタート。持ち前の聞き上手を活かし、職場の同僚や友人などから、嫁姑・ママ友トラブルなどのリアルなエピソードを多数収集し、その声を中心にコラムを執筆。 新たなスキルを身につけ、読者に共感と気づきを届けたいという思いで、日々精力的に情報を発信している。栄養士の資格を活かして、食に関する記事を執筆することも。