夫婦そろって在宅勤務になったことで、夫の生活音や無神経な言動、家事負担の偏りに強いストレスを感じるようになった筆者の知人A子さん。
ついには限界を迎えた彼女は、ある思い切った行動に出たのでした。

夫の変化

それからしばらく経った頃、夫から一通のメッセージが届きました。

そういえば、彼からの連絡は久しぶりのような気がします。
少し前までは毎日のようにメッセージがきていたのに、ようやく彼も一人での生活に慣れ始めたのでしょうか。

スマホを開くと、「今日は家でごはん食べない? 俺が作るから」という内容。

「あら、珍しい。……そうね、たまには帰るとするか」

久しぶりに帰宅し、食卓を見るとびっくり。
そこには、少し見栄えは悪いものの、栄養バランスのよさそうな料理が並んでいました。
部屋中もきれいに掃除され、お風呂までピカピカです。

「あとでゆっくり入って、疲れ取ってね」
そう言われた瞬間、張り詰めていた気持ちがふっと緩んだような気がしました。

「あのさ」
夫は少し気まずそうに、頭を下げてきました。

「SNSを見ながら、掃除や料理を勉強して、頑張ってみたんだ。でも、思った以上に大変だった……。今まで甘えてばかりいてごめん」

これからは

その瞬間、気づきました。
私は、単に夫の生活音や無神経さだけが嫌だったわけではなかったんだ。
「自分で気づいて、行動してくれないこと」に怒っていたんだ。

同時に、私も我慢し続けた結果、勝手に爆発して突飛な行動を取ってしまったことを反省しました。

「私も、ちゃんとあなたに気持ちを伝えればよかった」

それから夫は少しずつ家事を覚え、生活スタイルも見直してくれるように。
あのままなら、本当に離婚していたかもしれません。

でも、一度距離を置いたことで、お互いに向き合うことができたのだと思います。

「言わなくてもわかってほしい」という思いは私のエゴでした。

きちんとお互いの気持ちを言葉にし、問題を解決できるよう協力していくこと。
これからは、二人でそういう夫婦を目指していきたいです。

【体験者:30代女性・兼業主婦、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。