ホテルやレストランは、不特定多数の人が利用する場所だからこそ、利用する側の振る舞いやマナーが問われるところでもあります。誰もが気持ちよく過ごすためには、周囲への配慮やスタッフへの敬意も必要ですよね。今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。
するとスタッフは表情を崩さず、上品に微笑みながらこう言ったのです。
「皆様、繊細な味覚をお持ちなのですね。でしたらぜひ少量ずつお試しいただき、お好みに合う一品を見つけていただけますと幸いです」
本当にスマートな対応とは
スタッフはさらに「それからこちら、お読みいただけましたか?」と、テーブルの注意書きを指しました。
そこには、“食べ残しは追加料金を頂戴します”という一文が。
女性たちはそこでようやく注意書きに目を向けたようです。
山のような食べ残しを前に、気まずそうに視線を合わせたあと、急に静かになっていました。
スタッフの、上品でありながら一切怯まない毅然とした対応に、「すごいな……」と感心すると同時に、「私も自分の振る舞いを見直そう」と背筋が伸びた出来事でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本記事内の画像はイメージです。実在の人物・製品・ブランドとは関係ありません。
FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。