私の父から聞いた、現代ならではの親族トラブルのお話です。愛媛の実家のお墓を守っていた長男が他界。長男の妻から「墓じまい」の相談を受けた次男の父は、三男一家に「費用を3家庭で分担しよう」と提案しました。しかし、三男の嫁の“ある暴言”をきっかけに事態は泥沼化! お墓という拠り所を巡り、親族の縁の脆さが浮き彫りになった切ない実話をご紹介します。
長男の逝去と、突然の「墓じまい」相談
私の父(70代)は、愛媛県出身の3人兄弟の次男です。若い頃から大阪に出て生活基盤を築いていましたが、愛媛に残った長男と三男とは、それなりに良好な関係を保っていました。
実家のお墓は、地元に残った長男が今まで面倒を見てくれていました。しかし3年前、その長男が他界。残された長男のお嫁さんから、父のもとに切実な相談が寄せられました。
「私一人ではこの先お墓の維持管理が難しいため、思い切って墓じまいをさせてほしい」
遠方に住んでいる父も、お墓の面倒は見ることはできず、彼女にだけ負担を強いるわけにはいかないと深く理解し、その提案に賛同しました。
「3家庭で分担しよう」父の提案に対する義妹の冷酷な言葉
墓じまいには、離壇料や墓石の撤去などそれなりの費用がかかります。父は、同じく愛媛に住む三男に連絡を取り、「長男の奥さんだけに負担をかけるのは申し訳ない。墓を見れないなら3家庭で、費用を按分して出し合おう」と提案しました。
ところが、それに猛反対したのが「三男の嫁」でした。
彼女は父に対し、「長男さんが家を継いだのだから、そっちが全額出すのが筋でしょう! うちには関係ないし、費用も出さない。今後お墓の面倒も見たくありません!」と冷酷に言い放ったのです。
親の遺骨が眠るお墓のことなのに、義務やお金の話になった途端に掌を返すような義妹の言い分に、父は呆れて言葉を失いました。