父の“命令”に心を閉ざしていった中学生の息子。
見えない壁ができた親子に、妻がそっと仕掛けた“ある働きかけ”で少しずつ変化が──。
今回は筆者の知人から聞いた、切なくも温かい親子関係にまつわる教訓エピソードをご紹介します。

変化と歩み寄り

その夜、夫にも私から気持ちが伝わるように、これまでと違いじっくり丁寧に話してみることに。

「息子のことを想っているのは分かる」
「でも、一方通行ではだめよ」
と伝えると、夫も気にしていたようで、頷いてくれたのです。

それからというものの、夫は
「最近どんなことが面白い?」
「ゲームって具体的にどんな仕事があるの?」
と息子に声をかけるように。

息子もだんだんと答えるようになり、少しずつですが互いに歩み寄ろうとしている姿が微笑ましく映りました。

親自身の学び

親の価値観ばかり押し付けると、子どもの心は離れてしまうことがあります。

聞くこと、受け止めることの大切さを、私たち親自身が学び直す必要がありました。

これからも、子どもにきちんと寄り添える親でありたいと思っています。

【体験者:30代・女性パート主婦、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にFTNでヒアリングと執筆を行う。