「父は子どもに興味がない」とずっと思い込んでいた私。しかし、孫が生まれた瞬間に見せた父の意外な姿と、女系家族の中で居場所を失っていた父の本音とは? 友人が体験談を語ってくれました。

女系家族の中で孤立していた父

私が生まれた家は、母の実母である祖母と祖母の姉と母、父、私、弟の5人でした。

家は祖母が建てたもので、表札にはドーンと祖母の苗字がありました。

母は父と結婚し、父の苗字になりましたが、今思えば父は肩身の狭い思いをしていたのかもしれません。

女手が祖母、祖母の姉、母と3人もいるので、私や弟の世話は祖母たちが担当。

父は子育てに関心がなかったのか、あまり遊んでもらった記憶はありません。

母も父も仕事をしていたので、家のことや子育ては専ら祖母と祖母の姉。それが私にとって普通の環境でした。

当時の私は「父は子ども好きではないんだな」と、勝手に解釈して過ごしていました。

数十年の時を経て明かされた、父の本音

しかし私が家を出て、結婚して子どもが生まれたとき、誰よりも一番に駆けつけてくれたのは父でした。

慣れない手つきで息子を抱っこし、あやし、うれしそうにする父。

私は、「お父さんが子ども好きなんて意外」くらいに思っていました。

そんなある日、父がふと漏らしたのです。