家族で楽しむキャンプを「都会人の道楽」と一蹴する義姉。そのトゲのある言葉の裏に隠されていた思いとは? 友人が体験談を語ってくれました。

夫はため息をつきながら続けました。

「姉さんは、親から『家を継げ』と言われたことなんて一度もないんだよ。むしろ、若いころに『外の世界を見てこい』『一度家を出たほうがいい』と背中を押されても、実家が一番楽だからって、自分の意志で、ここに残ることを選んでるんだよ」

夫の話では、義姉は親に頼り切りの生活を送りながらも、都会のキラキラした暮らしや、私たちの趣味を「自分にはないもの」として、勝手に敵視して不満を漏らしているのだそうです。

戦うべき現実と、私の大切な時間

実家から一歩も出たことがない義姉。その閉塞感が、私たちへのやっかみとして溢れ出してしまったのだと感じました。義姉の言葉は、決して私を否定するものではなく、彼女自身の心の叫びだったのかもしれません。

義姉には、田舎暮らしは『戦うべき現実』なのかもしれないと思い、私のもやもやも自然と消えていきました。

けれど、私にとってキャンプは家族と向き合える『大切な時間』。

価値観の違いと思いつつ、私はこれからもキャンプを楽しもうと思ったのでした。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。