体調が悪い時、ついネットやSNSで症状を検索してしまうことはありませんか?
今は手軽に医療情報へ触れられる時代です。しかし、その情報を信じすぎてしまうことで、医療現場では思わぬトラブルが起きることもあります。
今回は、クリニックで働く知人看護師Sさんから聞いた、「ネット情報を信じすぎた患者さん」と院長とのやり取りをご紹介します。
今は手軽に医療情報へ触れられる時代です。しかし、その情報を信じすぎてしまうことで、医療現場では思わぬトラブルが起きることもあります。
今回は、クリニックで働く知人看護師Sさんから聞いた、「ネット情報を信じすぎた患者さん」と院長とのやり取りをご紹介します。
「でもSNSでは」が止まらない患者さん
これは、クリニックで働く知人看護師Sさんから聞いた話です。
ある日来院した患者さんは、診察室へ入るなりスマホを片手にこう話し始めたそうです。
「SNSでは違うって言ってました」
「YouTubeで見たんですけど」
「インフルエンサーの人は別の病気やって言ってました」
院長が症状や検査結果について丁寧に説明しても、患者さんは何度もネットで見た情報を持ち出し、なかなか話を聞こうとしません。
しかも、その患者さんは症状が悪化してから受診していたそうです。
「もっと早く来てくれていたら……」
スタッフも内心そう感じていたといいます。
持ち込まれるのは“見当違いな情報”ばかり
さらに困ったのは、患者さんが見せてくる情報の内容でした。
動画内では、
「この症状は◯◯病確定」
「病院は薬を出したがるだけ」
など、極端な内容が多く、医学的に誤っている部分も少なくなかったそうです。
院長が診断を伝えても、
「いや、違うと思うんですよね」
と納得しません。
その理由も、
「インフルエンサーがそう言ってたから」
というものばかり。
「早く良くなりたい」という切実な願いがあるからこそ、耳慣れないネットの情報にすがりたくなってしまうのでしょう。
診察室では、説明よりも“ネット情報の訂正”に時間が取られる状態になっていたといいます。