お祝いの形は、時代とともに少しずつ変化していきます。何を贈るか、どうやってお祝いの気持ちを伝えるか。そこには贈り主のこだわりや、価値観が色濃く反映されるものです。今回は、筆者の知人の体験談をお届けします。
親戚への出産祝い
先日、姪に第一子が誕生したときのことです。
私はすぐに新札を祝儀袋に包んで用意しました。
そして、同居する息子の妻、A子さんにも「親戚なんだから、あなたたち夫婦からもちゃんとお祝いをしておいてね」と手配を任せたのです。
私の頭の中では、出産祝いといえば現金。
品物にするのなら、上質な服やおくるみのセット。
当然、A子さんもきちんとしたものを選ぶだろうと思い込んでいたので、それ以上詳しい指示はしませんでした。
耳を疑った、まさかの「ギフト」
しかし数日後、何を選んだかA子さんに尋ねて愕然としました。
なんとA子さんは、メールで送るタイプのデジタルギフトをすでに贈ったと言うのです。
思わず「えっ?!」と声が出ました。
親戚への出産祝いをメール1本で済ませるなんて、あまりに味気なく失礼ではありませんか。
「出産祝いをメールでなんて。恥をかかせないで」と私は憤慨し、姪に失礼だったのではと焦り、慌ててお詫びの電話を入れたのですが……。