言い切るママ友に
ところがママ友は、「いや、荒れてるよ」と即答。
「うちの教頭、前にS小にいたけど、大変だったって言ってたし」
「他のS小のママも、結構ヤバいって話してたよ」
「気をつけた方がいいよ」
かなり強い口調で断定され、私は少し驚いてしまいました。
もちろん、いろいろな意見があるのは分かります。実際、見える部分は家庭によって違うでしょう。
ただ、娘が楽しく通っている学校を、人づての話だけで悪く言われ続けるのは、やはり気持ちのいいものではありません。娘の学校生活まで否定されているように感じてしまいました。
(そこまで言い切る?)
そう思いながらも、これ以上話しても平行線だと感じ、「そうなんだね」と流しました。
娘の顔を見るなり、飛び出した一言
後日、娘が風邪で学校を休んだ日のことです。病院帰りに偶然そのママ友と会ったのです。するとママ友は、娘の顔を見るなりこう言いました。
「やっぱり、学校行きたくない感じ?」
一瞬、言葉の意味をうまく飲み込めませんでした。 娘もきょとんとした表情をしています。
私は思わず、「いや、ただの風邪なんだけど……」と返していました。
すると相手は「あ、そっかそっか!」と笑っていたのですが、私はなんとも言えない感覚が残りました。
心配してくれる気持ちがあったのかもしれません。
ただ、自分が聞いた情報を“きっとそうに違いない”という前提で話されると、受け取る側は戸惑ってしまうこともあります。
これ以来、誰かの話だけで、相手の環境を決めつけないようにしたいと思うようになりました。
【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。