筆者の体験談です。
母にプレゼントした手作りのコサージュが、思いがけない形で周囲に広がっていました。
戸惑いを感じた一方で、後になって見えてきた母の気持ちとは──。
母にプレゼントした手作りのコサージュが、思いがけない形で周囲に広がっていました。
戸惑いを感じた一方で、後になって見えてきた母の気持ちとは──。
増える依頼
母は昔からレース編みが得意で、家には手作りの作品がたくさんありました。
そんな姿を見て育ったこともあり、私もレース編みに興味を持つようになったのです。
最初は趣味の延長でしたが、何個か作るうちに少しずつ形になってきました。
ある本を参考にコサージュを作ってみると、友人からも好評。そこで、試しに母へプレゼントしてみました。
すると母はうれしそうに受け取り、その後すぐに「じゃあ次に来るときまでに8個作って」と材料費を渡してきたのです。
作る時間
私は糸と備品を買いに走り、編みあがったレースを重ねてコサージュを作りました。
色の組み合わせを考えたり、形が崩れないよう縫いつけたり。
小さな作品でも、完成までには思った以上に時間がかかっていました。
「これなら褒めてくれるかな?」
経験者の母の評価はいつも辛めで、渡す際にはとても緊張します。
母の満足する出来だと「きれいにできてるね」と笑ってくれ、私はうれしく感じました
その言葉が聞きたくて、睡眠時間も削って制作に打ち込んだのです。