子どもの絶叫に、その場の空気が一瞬止まった出来事。何が起きたのか分からず視線を向けると、そこには思いがけない光景がありました。子どもの目に映っていた“恐怖の正体”とは。今回は、筆者の体験をご紹介します。

“犯人”の正体に思わず納得

それは、息子の口元についていたケチャップでした。抱っこしているうちについてしまったのでしょう。

夫も鏡を見て「ああ、こんなについてたのか」と軽く言いながら、何事もない様子でTシャツを脱ぎました。

その様子を見た娘が、また絶叫。
「パパの肩、なくなっちゃったーー!!」

もちろんなくなっていません。でも娘の目には、赤く染まった部分が“何かに食べられた跡”のように見えていたのでしょう。

子どもに見えていた世界

ふと息子を見ると、口のまわりにはまだケチャップがしっかり残っていました。その赤さと、娘の言葉が自然と結びつきます。

(もしかして、ドラキュラみたいに見えたのかも)そう考えた瞬間、怖がっている娘には申し訳ないと思いながらも、笑ってしまいました。

同じ場面を見ていても、子どもにはまったく違う景色が広がっているのだと感じたのです。

何気ない一瞬に残るおかしさ

慌ただしい時間の中で起きた、ほんの一瞬の出来事でした。けれどその自由な発想に触れて、少しだけ肩の力が抜けた気がします。

私にとっては「洗濯物が増えただけ」の光景でも、子どもにとっては大事件のように映ることがある。
その見え方の違いが、なんともおかしくて、印象に残るひとときでした。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。