共働きで「別財布」にしていた友人A子の話です。妊娠を機に夢のマイホーム購入を決め、実の親子のように仲良しの義母もノリノリで家探し。幸せの絶頂にいたはずが、まさかの住宅ローン審査落ち! そこから芋づる式に発覚した、夫の衝撃的な「嘘」と「借金」。信頼を根底から揺るがした事件と、その後の決着についてお話しします。
共働きで「別財布」の気楽な生活
A子は、結婚当初から夫と「別財布」で家計を管理していました。お互い自立した収入があり、共通の生活費だけを出し合って、残りは自由に使うスタイル。プライバシーが守られる気楽さに、友人も何の疑問も抱いていませんでした。
夫は多趣味で、シーズンになると頻繁にスノーボード旅行へ出かけるなど、自分の収入の範囲で人生を謳歌しているように見えました。そんな夫の姿を、A子も「お互い仕事もプライベートも充実していて、理想的な夫婦関係だ」と信じて疑わなかったのです。
幸せの絶頂から一転。まさかの「審査落ち」
結婚3年目、待望の第一子を授かったことで、夫婦はマイホームの購入を決意しました。
実は、A子とお義母さんはとても良い関係を築いていました。二人は本当の親子のように仲が良く、二人きりでランチや旅行に出かけるほどだったのです。お義母さんも「孫のお世話も手伝えるし近くに住んでほしい」と家探しに大喜びで、一緒に物件を回る時間は、家族全員にとって幸せの絶頂でした。
理想的な物件が見つかり、トントン拍子に申し込みまで進みました。夫婦ともに正社員で収入も安定しており、審査なんて通って当たり前だと信じて疑いませんでした。ところが数日後、不動産会社の担当者から告げられたのは、予想だにしない一言でした。
「……大変申し上げにくいのですが、ローンの審査が通りませんでした」