慌てて謝ったけれど……
私は驚いてすぐにRを呼び戻し、「ごめんなさい!」と謝りながらその場を離れました。相手の親は優しく対応してくれ、「アレルギーがあるかもしれないから、ママに聞いてみようね」と言ってくれました。そのやりとりを見て、私は少し恥ずかしい思いをしました。Rに理由を聞くと、「だっておいしそうだったし、食べたかったんだもん」とのこと。悪気がないのはわかるけれど、どうやって伝えるべきか悩みました。
親として気づいた大切なこと
家に帰ってから、Rに「知らない人からお菓子をもらうのは危ないこともあるし、相手も困っちゃうよ」と話しました。するとRは「じゃあ、どうしたらいいの?」と聞いてきました。その一言で、私は“ダメ”を伝えるだけではなく、どうするかを教える大切さに気づきました。それからは、「欲しい時はまずママに言おうね」と約束をしました。すると、後日、公園で「ママ、お腹すいたんだけどお菓子ある?」と聞いてきたRを見て、ちゃんと伝わっていたんだとホッとした瞬間でした。
成長の一歩
子どもの成長は、時には予期しない形で現れるものだと実感しました。Rが少しずつ他人との関わり方を学んでいく姿に、親としても少しずつ成長していると感じています。
【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。