筆者の話です。
免許取りたての頃、慣れてくると初心者マークをつけることが、どこか恥ずかしく感じていました。
けれど、ある出来事をきっかけに、その見方が変わって──。
免許取りたての頃、慣れてくると初心者マークをつけることが、どこか恥ずかしく感じていました。
けれど、ある出来事をきっかけに、その見方が変わって──。
動けない車
「どうしよう、動かない」
免許を取りたての頃、母を乗せて初めてデパートへ出かけました。
慣れない運転に気を張りながらも、無事に買い物を終え、駐車場から出ようとしたときのことです。
大きく回りすぎてしまったのか、タイヤが縁石に当たってしまい、車が動かなくなってしまいました。
募る焦り
前に進むには縁石を越えねばならず、車に瑕がつく。
バックしながら切り返し、今度こそと前進しても、タイヤが縁石に当たってしまい、車が元の位置に戻ってしまうこと数回。
ハンドルを握る手に力が入り、うまく操作できないまま時間だけが過ぎていきます。
駐車場出口の2車線道路をふさぐ形になり、後ろには車が次々と並び始めました。
隣に座る母は免許を持っておらず「落ち着いて」と声をかけてくれます。
けれど、どうしたらいいのか分からない様子で、私も答えが見つかりません。
車内には落ち着かない空気が流れていました。