これは、私の友人・A子から聞いた話です。夫のことをわかっているつもりで、何もわかっていなかった——荷物ひとつが、そのことをそっと教えてくれた出来事でした。

「パパ、なんか届いてるよ」

それは何気ない土曜日の午後のこと。
娘が宅配便の荷物を抱えて「パパになんか荷物が届いてる」とリビングに持ってきました。
差出人の欄は、家族の誰も知らない個人名。住所は隣の市です。

夫はその日、外出中。

連絡すると「開けといて」とだけ返信が来て、それ以上の説明はなし。
「一体何が入っているんだろう?」と、娘と一緒に開封しました。