子供の頃、もらったお年玉は「1袋だけ」しか自由に使えず、残りはすべて親に没収されていました。当時は不満でいっぱいでしたが、私が18歳の誕生日を迎えた日、両親から突然1冊の通帳を渡されて驚愕! そこに隠されていた両親の深い愛情と、心から感謝した感動の実話をご紹介します。

不思議に思って中を開いてみると、そこには毎年1月にまとまった金額が継続して入金された履歴がズラリと並んでおり、なんと残高は50万円を超えていたのです! 驚く私に、両親は「あんたから預かったお年玉は、全部ここに入れてあるのよ」と笑って教えてくれました。

50万円の通帳に込められた母の深い愛情

母は続けて、「このお金で車の免許を取りなさい。残った分は自分で今後のために管理しなさいね」と言いました。
実は母自身は、昔はお金がなく車の免許を取ることができませんでした。現在も父がいなければ車で出かけることができず、不便な思いをしてきたそうです。だからこそ、「娘は絶対に免許を取っておいた方が良い」と、あえて嫌われ役になってまで私のお年玉を貯金してくれていたのです。

母の教え通りに免許を取得し、感謝する日々

私は母の言う通り、そのお金で無事に車の運転免許を取得しました。大人になった今、仕事でも車を運転する機会が多く、あの時免許を取らせてくれた両親には感謝してもしきれません。

子供の頃は不満だった「お年玉の没収」ですが、その裏には、娘の将来の苦労を少しでも減らしたいという両親の深い愛情が隠されていました。自分が親になった今、その愛情の大きさと親の先見の明に心から感謝しています。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藤野ゆうこ
2度の離婚を経て、シングルマザーとして介護職の管理者を務める現役会社員。現場で触れてきた数多くの家族の人生模様や、自身の波乱万丈な実体験をベースに、読者が同じ苦労をしないための教訓を込めたコラムを執筆。現在は介護現場や周囲への取材を通じ、嫁姑・夫婦関係・ママ友など、複雑な人間関係のトラブル解決に繋がる情報を発信中。