大手ハウスメーカーとの打ち合わせで、営業担当の視線が常に「夫」だけに向いていました。家事を担う妻の意見は流され、違和感は積み重なっていきます。その感覚を信じて別のメーカーを選んだ結果、「自分の居場所」と思える家に出会えたと話す友人から聞いた、マイホーム選びのリアルな話です。

私が話しているのに、なぜ夫を見るの?

ある大手ハウスメーカーで家を建てようとしていた時のことです。展示場で一目惚れし、打ち合わせも順調に進んでいました。

違和感が確信に変わったのは、リビングの配置を相談していた時でした。「子どもの様子がキッチンから見えるようにしたい」と身を乗り出した瞬間、営業担当は目も合わせず夫の方へ顔を向け、「ご主人、書斎の広さはいかがですか」と話を流したのです。

その後もキッチン動線や収納について尋ねるたびに、返ってくるのは「そうですね」という短い相槌だけ。体はすぐ夫の方へ向き、「ご主人としてはいかがでしょう」と全て投げてしまう。家事の主役である私の声は、最初から「参考程度」に扱われていました。