人はどうしても、見た目や第一印象で相手を判断してしまうことがあります。しかし、接客のプロなら話は別です。相手がどんな姿であっても態度に出さず、公平に対応してもらいたいものですよね。今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。

仕事帰りの姿で求めた「ときめき」

先日、夜勤明けにデパートの化粧品売り場を訪れた時のことです。

マスクで隠してはいるものの、目元はクマでどよんと沈み、肌はボロボロ。服装も適当。
きらびやかな売り場にふさわしくない格好なのは自分が一番よく分かっていましたが、どうしてもその日しか時間が取れなかったのです。

ずっと楽しみにしていた限定のアイシャドウを手に入れたくて、迷った末での来店でした。

久しぶりのカウンターで、キラキラ輝くコスメを眺めているだけで、沈んでいた気持ちが少しずつ上がっていくのを感じました。

あまりにも失礼な一言

その時、一人の美容部員(BA)が近づいてきて、私を値踏みするようにこう言ったのです。

「こちら、当ブランドでもかなり高価なラインになりますが……。お客様、本日ご予算など、お決まりでしょうか?」

丁寧な口調とは裏腹に、その言葉には「あなたには分不相応」という明らかな蔑みがこもっていました。

他にお客もいないようだったので、タッチアップをお願いしてみましたが、「あいにく予約でいっぱいです」と冷たくあしらわれ、放置される始末。